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20120122

どや顔

【カテゴリ:日常】

流行語が好きだ。
流行語を見ていると、その折々の世相が見えてくる。
例えば、2005年に流行語トップテンに入賞した「フォーー!」など、現在となっては誰一人として使う者はいないが、つい7年前まで、もう嘘のように日本国民がフォーフォー言っていた時代が確かにあったのであり、こういうことを後の世から鑑みると、「2005年の日本はこんな時代だったんだなあ」ということが生々しく感じ取れて面白い。
もう少し遡ってみれば、1997年の「失楽園」なんていうのもそうだ。
15年経った今、振り返ってみれば、なんやら1990年代後半、世紀末が近づきつつあった当時の日本というものをどこか象徴する風であり、バブルはじけて就職氷河期突入の往時、陰湿めいた感を与える。
これ、失楽園という言葉や現象が1997年ではなく、もし2005年であったならばおそらく流行していないだろうし、逆に1997年にフォーー!が出ていたとしても、おそらく流行していなかっただろう。
時代はわずか数年でそれほど様変わりするのであり、流行語というのは、その時代その時代をベストショットで捉えた、奇跡的タイミングの産物といっていい。そしてだからこそ、これほど雄弁に世相を反映するものもそうないかと思われる。
で、まあ昔のことはいいんだ。
最近の流行語ですよ。
「どや顔」という言葉がありました。
僕はテレビを見ないので、いつ頃からこの言葉が流行っていたのか知らないのだけど、去年の秋か冬くらいから、気づいたら、周りにいた大人が会話の中で「どや顔」という言葉を使うようになっており、はて、どや顔ってなんだろうかと気になっていた。
実は自分がこの「どや顔」という言葉の意味を知ったのは、つい先月のことであり、どうやら「どや顔」とは「どうや顔」の略で、意味は要するに「得意顔」であるらしいと、勝ち誇った時の「どうや、俺を見てみい」とそんな表情の顔を指して言うのだということをようやく知った。
で、初めて「どや顔」という言葉を耳にした日から、その真の意味を知る日まで少し間があって、言葉が先行して頭に入っていたので、僕はてっきり「どや顔」のどやとは、ドヤ街のドヤだと勝手に思い込んでいて、こんな顔のことを言うんだろうと思い込んでいた。

カールおじさん


知らない、というのは恐ろしいものだね。
自分は「ああ、あれね。要はカールおじさんでしょ」と、誰かがどや顔という度にうそぶいていたのであり、どや顔=カールおじさん、もしくは志村けんの変なおじさん、と決めつけて省みなかった。

変なおじさん


そんなある日、バイト先の同僚である女子高生が「どや顔をテーマにしたバンドを組む」というので、「それはあれかな。タイマーズみたいなものかな」と思い、ついつい「かっこいいじゃん」と言ってしまった。

タイマーズ


そうしたところ、先月、たまたま、とある雑誌に掲載されていた「どや顔特集」みたいな記事を目にして、どや顔の真の意味を知り「これだったかああああああああああ」とショックを受けたのであり、もう恥ずかしかったよ、あたしゃ。

あと、もう一つ、これも最近になって知った流行語、流行語というかギャル語というやつで「あげぽよ」という言葉がある。
「テンションが上がった」という状態の時に使う言葉らしいのだが、この言葉は個人的に好み。
ギャル語というと、90年代のチョベリバの印象が強く、その後も、MK5とかホワイトキックとか、色々あった。
2007年にはKYという言葉が流行したが、これも元々ギャル語であって、ギャル語というのはなんでこんなに強いのだろうか?
しかし、この「あげぽよ」がこれまで流行したギャル語と違うのは、「あげ」という、これまであった「テンションあがる」という意味の語彙に「ぽよ」というまったく無意味の語尾をくっつけたことであり、この語感のみで勝負している感じ。要するに語呂勝負、というのが自分の中にある詩心を猛烈に揺さぶるのである。
ぽよ。いいじゃねえか。なんつって、自分はもう朝起きたらあげぽよ。人と会ったらあげぽよ。飯を食べる時もあげぽよ。生活をあげぽよ一色に染め上げていったのだった。
また、あげぽよには対語があって、これを「さげぽよ」という。
テンションが下がった時に「さげぽよ」というわけだが、こちらもいいじゃねえか、さげぽよ。なんつって、もう問答無用に愛したわけである。

そうそう、流行語と言えば最近はインターネット、特に2CHから派生した言葉も勢いを見せており、例えば、バイト先の高校生の会話などを聞いていると「リア充」なんて言葉が頻繁に使われている。
先日スーパーにて、自分の目の前で男子高校生二人がこんな会話をしていた。
A「おお。何しにきたん?」(友人と偶然会ったらしい)
B「おお、買い物買い物」
A「なんの?」
B「菓子とかジュース。あ、これ、俺の彼女」(隣に立っていた女の子をAに紹介する)
A「(薄笑いを浮かべながら)リア充かっ!」
リア充というのはどういうことかというと、リアルに生活が充実している人(恋人がいる等)に対して使う言葉らしい。
リアルに充実、これを省略してリア充という。(自分はこのリア充という言葉も、リアというのはリア・ディゾンのリアで、リア・ディゾンが頭の中に充満しているという意味だと思っていた時期がある)
しかし、リアルに充実ってリアル以外の充実なんてあるのだろうか?という理由で、自分はリア充という言葉には馴染み難い。
この問題、「リアルに充実のリアルは何に対してのリアルなのか?」ということを考えた時、自然、対語は「バーチャルに充実」もしくは「フェイクの充実」なんて言葉になるのだろうけど、これはあれか、リアルな生活ではなくバーチャルな世界での充実、つまり引きこもってTVゲームに熱中する、みたいな状況の若者が増加していることを暗示しているのだろうか。
だとしたら、ここからもまた2000年代後半、2010年代という時代の生々しい断層が見て取れるようで、流行語はとかく興味深い。
う~む。
次は一体、どんな言葉が流行るのだろう。

リア充

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